Ice and Snow

BACK <<< TOP >>> NEXT

◆13◆
極寒早朝散歩マイナス35℃

 トイレに一度起きてしまうと、また寝袋に潜り込むのはもう面倒。外で、何度目かのトイレにたってた、おとなりのイグルーにお泊まりのななえちゃんに会った。「寒くて寝られない〜」とぶるぶるしていた。たしかに、寒くてやってられん!時計を見たら朝6時ちょっと前くらいだった。あら、意外とちゃんと寝られたじゃないと思ったけど、まだまだ外は真っ暗で誰も起きて来る気配はない。
 寒さに耐えられなくなったらガラスコタに避難してくださいね〜と言われていたので、イグルーの中にいるよりはマシだろうと、悪いとは思ったけどMキィに声をかけ、居場所を伝えて外に出る。ガラスコタへ行くと、真っ暗の中で咆哮をあげるトドが・・・!!!じゃなくて、寒さにたえられなくなって避難してきたらしいオランダ人のカップルが寝袋でころがってぐうぐういびきをかいていた。
  ここも、気温20℃に保たれているとのことだったけど、体感温度はもっともっと低いぞ〜。
 しばらくそこにいたけど、なんだか先客さんたちに悪くてまた外に出る。今何℃だろ〜と、ちょっくらレセプション棟までお散歩をすることにした。

  近くのハスキー犬牧場から聞こえる犬達の遠吠えが真っ暗な空に吸い込まれていく。時折、幹線道路を車が走り過ぎて行く。それ以外は、音もなく、きいんと凍てついた空気の中自分の足が雪を踏みしめる音があるだけ。それも、立ち止まれば消え、空を見上げるとゆらりゆらりとオーロラが浮かんでいる。自分独りとオーロラと。なんとも言えない不思議な静寂・・・真っ暗なんだけど深夜とは違う、「リセットされた」朝の空気がそこにはあった。

 レセプション棟はしっかり閉まっていた。もしかして開いてないかな・・・と期待してたんだけど甘かった。温度計は-34.7℃をさしていた。

 





●ROVANIEMI
●SAARISELKA
●ICE FISHING
●DOG SLED
●KAKSLAUTTANEN
●HELSINKI

00